稚内市A中学校におけるティーム・ティーチングを活用したカーリング授業実践 ~初めてカーリング授業を担当した保健体育科教師2名を事例に~
我が国では,現行の学習指導要領において「主体的,対話的で深い学び」の重要性が謳われている. このような状況を鑑み,筆者は2021 年以降,北海道稚内市において「教材としての『カーリング』の可能性」について検討してきた.拙稿から導き出された1 つの問いは,「カーリング授業を実施する際,カーリングが未経験である学校の先生は,どのように授業を展開していけば良いのだろうか」というものであった. そこで本稿は,拙稿で紹介した稚内市内のA 中学校における「カーリング競技経験者」によるTTとして活用したカーリング授業(保健体育)の実践に再度注目する.「初めて」カーリング授業を担当する2 人の保健体育科教師と,「カーリング競技経験者」の3 名への教員インタビュー調査を実施する.そこから,カーリング競技経験者が「TT」として加わることによるメリット・デメリット,生まれて初めてカーリングを取り扱う保健体育科教師が教えることの難しさや,今後の課題などを総括し,「カーリング授業」の可能性の検討を目的とする.
